2017-09-10
クッシング症候群の症状は多岐にわたりますが、主たる症状は多飲多尿および多食、だらしない腹部の膨満、筋肉減少と運動耐性の低下、脱毛などです。
下垂体腫瘍、副腎腫瘍により副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることによりおこるほか、皮膚疾患治療などにたいして副腎皮質ホルモンを長期与え続けることによってもおきます(医原性クッシング)。
下垂体の腫瘍で多い微小腫瘍は、ミトタンやトリロスタンによる内服薬によって治療を行います。
下垂体の腺腫が大きくなり発作等の神経症状が出ることもあり放射線治療を実施することもあります。
副腎の腫瘍は外科的に摘出するもしくはトリロスタンによる内服療法が選択されます。
一般的治療方法に加え当院では栄養補助としてハッピーポーズなどのホスファチジルセリンを含むサプリメントも取り入れております。
ホスファチジルセリンは海外でクッシング症候群のサプリメントとして使用されています。
また、コルチゾール値の検査によってグレーゾーンと判断された場合も同様に、ホスファチジルセリン摂取による健康維持をお勧めしています。