2017-11-21
私は縁あって13年前に所沢市中富南町に、日本初の犬と猫のがん専門診療を行う病院を開設し代表を務めさせていただいております。
その日本小動物医療センターにおいて、がんや腫瘍の手術をはじめとして様々な外科手術を実施してまいりました。
また米国の腫瘍科専門医の資格を日本人で初めて取得した獣医師が、診断及び抗がん剤治療を実施してまいりました。
がん治療の3本柱である化学療法(抗がん剤治療)、外科療法、放射線治療の中の2本の柱は開業当初より日本小動物医療センターにおいて実施可能でありましたが、もう一つの柱である放射線治療は外部機関へ紹介させていただきました。
主に三重県の病院を紹介して参りましたが、最近は北海道大学も提案し多くの方々に遠路治療を受けに行っていただいています。
我々はできる限り早期に所沢の地でがん、腫瘍の放射線治療を行えるよう切望致しておりましたが今まで実現に至りませんでした。
しかしようやく来年には実現できる目処がたち、現在それに向け準備を行っているところです。
放射線治療を行う機器にも多くの種類とグレードが存在しますが、現在メガボルテージの中で最も上位の機種を選定し、がんや腫瘍を患う犬と猫に最良の放射線治療を行うことを目指しております。
所沢市だけではなく狭山市、入間市、川越市など周辺の市の他、埼玉県内外の動物たちがより高度ながん治療をより近くで受けられる事になります。
今後この場で放射線治療に関する情報、日本小動物医療センターにおける事業の進行等を報告させていただきます。