異物混入による外耳炎

  • TOP
  • [カテゴリー: ブログ]
  • 異物混入による外耳炎

異物による治療抵抗性外耳炎の例

犬や猫において、希に植物の芒(のぎ)のついた種子が外耳道に混入したり、瞬膜の内側に挟まり炎症がなかなか治まらない事があります。
今回治療に抵抗性を示した外耳炎が、異物混入によるものであった例をご紹介致します。

数ヶ月の間外耳炎治療に抵抗性を示したため、当院に来院されました。
耳道洗浄後、耳鏡により耳道内を確認したところ水平耳道に毛と異物が確認できました。
その異物を下の画像にある鉗子を使って除去することによって、その後数回の治療で正常な外耳に戻り、治療終了となりました。

異物の除去は、動物の性格によっては全身麻酔が必要な事もありますが、多くの場合看護師による保定のみで実施可能です。

 

コメントは受け付けていません。