短頭種気道症候群

短頭種気道症候群好発犬種と症状

ボストンテリア、フレンチブルドッグ、パグなどの短頭種に呼吸困難をおこす疾患です。
いびきの他に、のどのガーガーという非常にうるさい雑音、鼻がブーブーなったりして呼吸困難を呈し、重症では睡眠時に窒息することさえあります。
さらに嘔吐の際、吐ききれず吐物を吸い込み窒息することや、パンティングによる体温調節がうまくできず熱中症に陥りやすくなるなど危険がいっぱいの疾患です。

 

短頭種気道症候群に含まれる疾患

この疾患は一つの疾患ではなく外鼻孔狭窄症、軟口蓋過長症、喉頭小嚢反転症さらに喉頭麻痺、喉頭虚脱、気管虚脱なども加わることもありこれらが複雑に絡み症状を表します。
同じ症状を示してもこれら疾患のいずれか単独であったり、複数が関係していたりと様々な組み合わせにより症状が引き起こされます。

当院はボストンテリア、フレンチブルドッグなどの短頭種が多数来院し(2016年末ボストンテリアの当院登録頭数は268頭です)短頭種気道症候群に対する外科処置に関しても多数の実績があります。
呼吸器症状を呈する短頭犬種に関して不安を抱えている方は当院にご相談ください。