皮膚科について

皮膚のトラブルは、動物たちにとって日常生活の質を大きく左右する問題です。かゆみや脱毛、湿疹が続くとストレスが溜まり、元気がなくなったり食欲不振になることもあります。当院では、皮膚科専門の検査や治療を通じて、症状の原因を正確に診断し、適切なケアを提供いたします。大切なご家族である動物たちが、健やかに過ごせるよう全力でサポートいたします。
学術アドバイザーのご紹介
当院では月に1度、アジア獣医皮膚科専門医の村山信雄 先生をお招きして皮膚科の勉強会を行なっております。
※当院で村山先生の診療を受けることはできません。
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村山 信雄先生
- 獣医師/獣医学博士
- 日本小動物医療センター 皮膚科 科長
- アジア獣医皮膚科専門医
- 犬と猫の皮膚科 代表取締役
よくみられる
皮膚のトラブル
こんな症状ありませんか?
- かゆみ:
体を頻繁に掻いたり、舐め続ける - 脱毛:
毛が部分的、または広範囲に抜けている - 湿疹・発疹:
皮膚に赤みや小さなブツブツが見られる - フケが多い:
皮膚の乾燥が進み、フケが目立つ - 皮膚が赤い・腫れている:
炎症や腫れが見られる - 体臭が強い:
通常よりも皮膚のニオイが強くなる - 皮膚が黒ずむ:
慢性的な炎症による色素沈着 - 耳のかゆみ・赤み:
外耳炎や皮膚病が耳に現れることも
どれか一つでも当てはまったら、なるべく早く当院皮膚科にご相談ください。
当院で可能な検査内容
- 皮膚スクラッチ検査
皮膚の表面を軽くこすり、ダニや寄生虫がいないかを調べます。
- 細胞診検査
皮膚の細胞を採取し、炎症や腫瘍の有無を確認します。
- アレルギー検査
アレルギー反応の原因を特定し、適切な治療方針を決定します。
- 真菌培養検査
真菌(カビ)の感染がないかを調べるため、皮膚や被毛を培養します。
ご相談が多い病気
アトピー性皮膚炎
遺伝的要因や環境アレルゲン(ハウスダスト、花粉など)が原因でかゆみや炎症を引き起こします。症状の緩和にはアレルゲン対策や継続的な治療が必要です。
膿皮症
皮膚の細菌感染によって起こる病気です。赤みや湿疹が現れ、悪化すると膿を伴うこともあります。適切な抗生剤治療が必要です。
マラセチア性皮膚炎
マラセチアという真菌が異常増殖し、強いかゆみや皮膚のべたつき、臭いが発生します。抗真菌薬やシャンプー療法が効果的です。
外部寄生虫症(疥癬・ニキビダニなど)
ダニやノミなどの寄生虫が皮膚に感染し、強いかゆみや脱毛を引き起こします。予防薬や駆虫薬の投与で治療します。